3年くらい前の事例を。
65才くらいの柔和な女性でした。
症状は たしか右足だったと記憶しています。
長い間 膝の痛みがあるらしく 曲げるのは
かなり困難とのこと。
畳の間だったのですが やっとの思いで両足
を投げ出すように座られ 約1分の手あてで
した。
膝の裏 前の部分を2ヶ所 手を滑らせるよ
うに 止めて また移動し また止める。
その繰り返しでした。
手応えがあったので そーっと手を離す。
会話もあり合計10分くらいの手あて緩和。
「足をゆっくり曲げてみてください 痛みが
あったらやめてくださいね」と申し入れをし
様子を見ていました。
恐る恐る ご自身で ゆ~くりと確かめるよ
うに膝を曲げる。
どうも違和感も痛みもないようで そのまま
最後まで曲がってしまいました。
後ろから一緒に来られていた娘さんの声。
「ワーっ奇跡ですね! 先生」と 嬉しそ
うでした。
本人も 嬉しそうに正座をして見せました。
正座はよくないと こちらが制止したほどです。
笑みをうかべて「も 普通に歩けるのはあ
きらめていた」とのこと。
「あとは ご自身の足に慣れるだけですよ」
と こちらのコメント。
その後 その親子は大変 幸福そうな
ご様子でした。
・・しかし わたしゃ 先生ではありません。